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【不顕性誤嚥】 による肺炎は「食事中」より「寝ている時」に起こる?

  • 執筆者の写真: atagonursing
    atagonursing
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

高齢者の肺炎の多くは「誤嚥性肺炎」と言われています。「誤嚥」と聞くと、食事中にむせてしまい食べ物が気管に入る場面を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

しかし実際には、誤嚥性肺炎は食事中よりも、寝ている時など普段の生活の中で起こることが少なくありません。


その理由の一つが、「唾液の誤嚥」です。

私たちの口の中には、常に多くの細菌が存在しています。健康な方であれば、唾液や食べ物が気管に入りそうになると「咳」が出て体外へ排出されます。しかし、高齢になると咳反射や飲み込む力(嚥下機能)が弱くなることがあります。

すると、むせることなく唾液が気道に入り込んでしまうことがあり、これを「不顕性誤嚥(むせない誤嚥)」と呼びます。


特に起こりやすいのが、

·         睡眠中

·         横になっている時

·         体力が低下している時

などです。


寝ている間に少量の唾液が誤嚥され、それに含まれる細菌が肺に入ることで、誤嚥性肺炎につながることがあります。

そのため、誤嚥性肺炎の予防では「食事中のむせ」だけでなく、口の中を清潔に保つこと(口腔ケア)がとても重要です。

口腔ケアを行うことで、口の中の細菌を減らし、万が一誤嚥が起きた場合でも肺炎のリスクを下げることができます。

また、嚥下機能を維持するためには、

·         口や舌の体操

·         食事姿勢の調整

·         嚥下機能に合わせた食事形態

なども大切になります。


当施設では、歯科医師、言語聴覚士を中心に多職種で連携しながら、利用者様が全に、そして楽しみながら食事を続けられるよう支援を行っています。


「最近むせることが増えた」「食事に時間がかかるようになった」「肺炎を繰り返している」

このような変化が見られる場合、嚥下機能の低下が関係している可能性があります。

食べることは栄養だけでなく、生活の楽しみや生きがいにもつながる大切な活動です。安心して食事を続けていただけるよう、私たちもサポートしてまいります。


 
 
 

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