[誤嚥対策 - 食事編1] ”とろみ” について比較してみました
食事における誤嚥対策の中心は以下の3点です:
食事の形態や調理に一工夫
食事中の姿勢
食べ方
今回は食事の形態の一つである”とろみ”について、言語聴覚士(ST)が実験検証をしてくれましたのでご報告いたします。
*本稿でご紹介する個別の商品について、当施設に意図するところはありません。
ご使用に関しては、専門家の指導、ご自身の判断にてお願い致します。
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”とろみひまわりミルク”って何が違う?言語聴覚士が一般的な牛乳と比較してみました!
(とろみひまわりミルク https://toromi.himawarimilk.co.jp/)
「牛乳を飲むとむせる」そんなお悩みはありませんか?
「牛乳を飲むとむせることがある」
「飲み込みにくさがある家族に、牛乳をどう提供したらよいのだろう?
このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?
牛乳は、たんぱく質やカルシウムなどを含む身近な飲み物です。しかし、飲み込む力が低下している方では、飲み物の性状に配慮が必要になることがあります。
そこで今回は、あらかじめとろみがつけられた「とろみひまわりミルク」と一般的な牛乳を取り上げ、言語聴覚士(ST)の視点から、それぞれの特徴や違いを比較してみました!
※本稿は飲み物の性状や準備方法を比較するものであり、誤嚥防止効果や個々の方の飲み込みの安全性を証明するものではありません。
いったい、どんな違いがあるのでしょうか?
そもそも「とろみひまわりミルク」って?
「とろみひまわりミルク」は、ひまわり乳業が製造する、とろみがついた乳飲料です。
一般的な牛乳にとろみ調整食品を加える方法とは異なり、あらかじめとろみがついているため、飲むたびにとろみを調整する手間を減らせることが特徴です。
牛乳にとろみをつけようとすると、使用する製品によってはダマができたり、均一に混ざりにくかったりすることがあります。
このような課題に着目して開発されたのが、とろみひまわりミルクです。

STが実際に比較してみました!
今回比較したのは、次の2つです。
一般的な牛乳
とろみひまわりミルク
それぞれを適切な方法で準備し、見た目や流れ方などを観察しました。

① 見た目や流れ方に違いはある?
まずは、コップに入れた状態を比較しました。
今回の観察では、【見た目の違いはほぼ無い】という結果になりました。
なお、見た目や流れ方だけで、飲み込み易さや誤嚥のリスクを判断することは出来ません。
② 味の違和感はある?
味は一般的な牛乳と変わらず、おいしくいただけました。
③ とろみはどんな感じ?
とろみの粘度は濃くなく、喉越しが良い印象です。薄いとろみ~中間のとろみ(飲むヨーグルトに近い粘度)のようでした。
④栄養面もチェック!
とろみひまわりミルクは、たんぱく質やカルシウムなどを含む乳飲料です。
メーカーが公表している栄養成分表示では、100mLあたり、エネルギー65kcal、たんぱく質3.2g、カルシウム110mgとなっています。
一般的な牛乳と比較する際は、実際に使用した牛乳の栄養成分表示も確認し、同じ容量あたりで比べると分かりやすくなります。
とろみがついていれば、誰でも安心?
ここで大切なのが、とろみの強さは一人ひとりに合ったものを選ぶ必要があるということです。飲み込む力には個人差があり、適切な飲み物の性状も人によって異なります。
また、とろみがついた飲み物であっても、すべての方にとって誤嚥のリスクがなくなるわけではありません。
「最近むせるようになった」「水分を飲む量が減ってきた」「飲み込むのに時間がかかる」といった変化があれば、自己判断で対応するのではなく、医師・歯科医師・看護師・言語聴覚士などの専門職に相談しましょう。
言語聴覚士からのメッセージ
今回の比較を通して、飲み物にはさまざまな特徴があり、準備方法や性状を知ることが大切だと改めて感じました。とろみひまわりミルクのような製品は、飲み物の準備にかかる手間を減らすための選択肢の一つです。大切なのは、商品だけで判断するのではなく、その方の飲み込みの状態や栄養面、好み、生活環境なども含めて考えることです。あたごナーシングビラでは、言語聴覚士が食事や飲み込みに関する評価・支援を行っています。食事や水分摂取について気になることがありましたら、身近な医療・介護専門職にご相談ください。
---次回予告! 「とろみ剤、なぜダマになる?」
次回は、飲み物にとろみをつけるときにも気になる「ダマ問題」をテーマに、ダマができる理由や、とろみ剤を使用する際のポイントをご紹介します。どうぞお楽しみに!






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